以前から、自転車小屋(ヨドコウの物置)にAC電源がないことが不満でした。
不満要素① 扇風機が使えない
もともとローラー嫌いですが、最近まじめに乗り込んでいることもあり、自転車小屋でローラーをする機会が出てきました。
そんな時に必要になるのが扇風機。
真夏ならもちろんのこと、真冬に至っても走行風による身体の冷却ができないローラーでは、走り始めて10分もすれば汗が滴り落ちてきます。
汗で不快なだけならまだしも、滴る汗がフレームやパーツを痛めることもありますし、そもそもオーバーヒート状態では狙った強度のトレーニングがやりづらくなります。
そんなわけでローラーには扇風機は必須。
不満要素② 電動コンポであるSHIMANO di2のバッテリ充電ができない
最近のdi2の充電器がどうなっているかは定かではないのですが、私の持っている充電器はAC出力(=コンセント)が必要なタイプでして。
そこまで頻度が高いわけではなく、あっても2ヶ月に1度程度ではありますが、di2の充電をするにあたり、室内に持ち込むか、屋外コンセントで充電する必要があります。
これが精神的障壁になり、つい充電を怠ってしまいます(とはいえ今まで走行中にdi2のバッテリ残量0になったことはないですが)
不満要素③ モバイルバッテリの充電が面倒
自転車小屋でちょっと充電・給電したいもの(たとえばサイクルコンピュータやライト類)については、30000mAhのモバイルバッテリを小屋内に置いておいて、都度そこから充電・給電しているのですが、30000mAhもあればそこまで頻度は高くはないのですが、このモバイルバッテリの充電もまた面倒でして。
ポートも2つしかないので、
・フロントライト
・リアライト
・サイクルコンピュータ
の3点セットを同時充電できないのも不満。
モバイルバッテリ2つ置けばいいじゃないか、という考えもあるかもしれませんが、それはそれで管理すべきバッテリが増えるので面倒です。
解消法候補その① ポータブル電源設置
電源のない小屋内に電源を設置する為にまずもって思いつくのが、最近価格が安くなり、更に高機能になりつつあるポータブル電源の設置。
これなら万が一の災害の際にも使えますし、AC出力があるので扇風機もdi2の充電も可能。
電源の容量を何Whにするかは悩ましいところではありますが、最近イケイケの?Jackeryのポータブル電源は、Amazonではこんな感じ。
最安の240Whで10,000円くらい。
てかやっす。
なんですが、そもそもAC出力が1つしかないのがちょっと不満なのと、240Whは扇風機使うとすぐなくなりそうな気がする。
そうなると頻繁に充電する必要があり、それはそれでまた面倒だってことに。
27万Whなら出力ポートも多く、容量が大きいので充電回数も少なく済むけども、やっぱり「充電しないといけない」ということそのものが負担。
デカくて重いポータブル電源をいちいちコンセント近くまで移動して、とか考えると、それだけで面倒になってくる。
となると解決策は・・・
解消法その② 小屋内にAC電源を引く(コンセント延長の仮対応)
今回取った対策はこちら。
AC電源が欲しいなら、小屋まで引けばいい。
こちとら屋外コンセントはたくさんあるので、通りから見えない側の屋外コンセントから屋外用延長コードを使って小屋まで引く。
小屋の壁=鋼板に穴を開けて、その穴を通して延長コードを小屋内に引く。
穴はエアコンホース用のパテで埋めて虫や雨の侵入などを予防。
これでおしまい。
書いてみると意外と簡単なんですが、「小屋の壁=鋼板に穴を開ける」ってのが、まあ一般家庭にある工具じゃできない。
普通はホールソーという刃と電動ドリルを使うんですが、鋼板に穴開けることなんてそんなにないのに、ホールソーと電動ドリル買うのももったいなくて。
DIYやるのにサンダーとかグラインダーは欲しいな、と思っていたので、グラインダーで金属切断用の砥石を使ってやればいけんじゃない?ってことでグラインダーを購入。
実際使ったのはナフコのやつ。
コンセントの延長ケーブルは屋外用のやつ。
ホールソーを使うと丸く穴が開くけど、丸にこだわる必要はないかな、と思い、普通にグラインダーで四角に鋼板に切り込みを入れて四角い穴を開けることに。
虫取り網が掛かっているあたりに穴を開けていく。
ギューーーーーーーーーン!!!!ギャーーーーーーーーーーーン!!!!!
ドン引きするくらいに火花が出て素手では熱かったので途中で手袋付けました。
割と簡単に、5分くらいで穴空け完了。
あとは屋外コンセントから延長コードを引っ張ってくるだけ。
このままだといろんなものが入ってくるので、パテで埋めていく。
粘土なのでやり直し可能。
通電完了したのでdi2バッテリを充電してみました。感動。
扇風機だって余裕で使える。感動。
作業時間は大体30分くらいでしょうか。
作業としては難しいことはまったくなく、工具(ディスクグラインダー)さえあれば簡単にできます。
次に書くように、いずれは屋外コンセントから延長ではなく分岐したいと思っていたけども、別にいい気もしてきた・・・。
不満解消法③ 小屋内にAC電源を引く(屋外配線分岐の本対応)
これは電気工事士資格を持つ人にしかできない作業で、2021年現在の私には不可能な作業です。
もともとは、第二種電気工事士の資格を取って、屋外コンセントから電源を分岐して小屋内に引こうと思っていました。
屋外コンセントの蓋を外すと配線があるはずで、そこから配線を分岐して、屋外用の電工ホースを通して、なるべく目立たないように小屋内に引いてくる、という「電気工事」になります。
小屋内にブレーカーと分電盤を設置すれば延長コードのコンセントの数に囚われず、なおかつブレーカー設置で安全設計、という感じです。
分電盤から更に配線を分岐すれば小屋内の天井照明も設置可能です。
第二種電気工事士の試験が2022年の春に実施されるらしいので、それまではコンセントの延長でしのぎつつ、試験合格したら電気工事にステップアップしたいと思っています。
乞うご期待。
まとめ
いかがだったでしょうか。
物置ガレージを部屋のように使用する場合、AC電源の問題が付きまといます。
屋外コンセントさえあれば、屋外用延長ケーブルとディスクグラインダーで物置内にAC電源を引くことが可能ですので、検討してみてはいかがでしょうか。
※ディスクグラインダーの使用は危険を伴います
※屋外コンセントの使用は、使用する機器や状況により漏電の可能性がありますのでご注意ください
0 件のコメント:
コメントを投稿