2021年9月1日水曜日

右肩のリハビリを始めようと思う

 お久しぶりです。


タイトルの通り、そろそろリハビリを始めようと思っている次第。


右肩の筋肉が凝り固まってどうにも四十肩(五十肩)のようにもなってきたので、リハビリの必要性を感じている今日この頃。


そもそもなんでリハビリ?何があった?


実は2021年07月03日(土)に右肩脱臼しました。

ここ10年、肩回りの怪我が多い
2013年 左鎖骨骨折
2015年 左鎖骨骨折
2021年 右肩関節脱臼 ←New

場所は糸島の地磯。観光ではそこそこ有名な芥屋です。
海水浴で有名な芥屋海水浴場の方ではなく、芥屋大門の方です。

天候の変化は織り込み済みだった


天気予報は事前に確認していて、早朝は穏やかなれど10時頃には風も吹き荒れてかなり荒れそうな予報だったため、早急に撮影を行う予定を組んで当日に挑みました。

撮影ポイントへは磯を地伝いに歩いていったのですが、帰りは滑って磯で転ぶリスクを鑑みて泳いで帰ることに。

泳ぎには自信があったし海の怖さも理解していた


わたくし、水泳経験者です。
3歳から18歳まで水泳をしていたので歴は15年ほど。選手歴あり。
水球もやってたので泳ぎには相当自信はあります。

また、地磯での釣りもかなりやり込んでいたので、荒れた海の磯の怖さ(それこそ磯釣り師が荒れた磯で何人も死んでいることも)も理解していました。

磯際には白波。この状況はかなり怖いという意識もありました。

それでも波に飲み込まれ、磯でもみくちゃになった


これは磯際を泳ぐと危険と思い、かなり大回りをして泳いで帰ることに。

しかし早く浜に上がりたいという気持ちと併せて、磯の張り出しを見誤り、気づくと手の届く浅さの磯の近くを泳いでいました。

「これはやばい」

海で泳いだ経験がある方は、波の性質として”打ち寄せる波は深いところはゆっくりだが、水深が浅くなるにつれて波が速くなる”ということをご存じの方もいらっしゃるかもしれません。

もちろん私も理解していました。
ただ、気づいた時には時すでに遅し。

例え水泳選手歴があっても水球経験があっても浅瀬で流速が上がった波の速さには敵わず、磯に打ち上げられてしまいました。

磯にはウニ、カメノテなど身体を深く傷つける生物がたくさんいます。

そして足首~膝ほどの深さの磯に打ち付ける波は、大人といえど人間の身体など簡単に吹っ飛ばしてしまうほどのエネルギーがあります。

押し寄せる波で磯の上でもみくちゃになり、2回転しました。

「ここはやばい!マジで死ぬ!」

傷だらけになることは承知で、磯上を猛ダッシュで深い方へ飛び込み、波の方向に合わせて磯から離脱することに成功。

磯から離脱したら右肩が抜けてた


磯から離脱する際は必死で痛みなど構ってられなかった(実際感じなかった)のですが、離脱して海に浮いていると、右腕の異変に気付きます。

右腕が動かん。右肩が痛い。

これは経験がある。左鎖骨骨折時と似た状況。

幸い立ち泳ぎは得意だったので、立ち泳ぎしながら右腕と右肩の状況を確認します。

肘から先は自由に動く。
ただ肘から上は動かない。

「鎖骨折ったか脱臼のどっちかやな・・・」

まずは鎖骨を触ってみると、鎖骨はあります。
そして肩関節を触ると、明らかにそこにあるはずの骨がない。

「抜けてもた・・・」

人間、経験値は貯めておくものですね・・・こんな経験しないに越したことはないですが。

右手の自由が利かなくても泳ぐことはできます。

ゆっくりではありますが泳いで浜に上がり、自力で救急車を呼んで病院へ。

先生にめっちゃ心配された


実はTシャツに海パン+ビーチサンダルという超軽装で海に入っていたわけですが、この格好が災いして全身切り刻まれていました。

足の裏には無数のウニのトゲが刺さっており、磯やカメノテによる切り付けられたような傷も全身に。

磯で意識を失うのはまずいので頭だけは守ったのですが、その代償としての右肩脱臼と全身の擦過傷・切り傷とウニのトゲ。

まずもってそんな軽装で磯に近づくな、というお叱りと、この風と波の中で磯でもみくちゃにされ、これだけの重傷を負ってよく自力で泳いで帰ってきた。死んでてもおかしくないレベル、と心配されました。

いや、本当に。

磯の危険性や海の怖さ、そしてあの状況でも泳げるという基礎能力がなければ、死んでいてもおかしくない状況だったと思います。

その場で整復してもらい、ひとまずその日は帰宅。

ちなみに整復時は褒められました笑

割と筋肉質で上半身は特に大きいのですが、普通この体格の人は整復できないことが多いそうです。

というのも、なまじ筋力があるので痛みに耐えきれずに力んでしまって整復できないのだとか。

その場合はもう少し大きい病院に搬送して、麻酔を打った上で整復することが多いそうです。

私の場合はかなり痛いマッサージに耐えてきた経験がある(痛くても力を抜かなければいけない)ため、うまく骨が入ったのだと思います。

あれから7週経って今は


傷に関してはほぼ完治しました。
一部、脚の裏のウニのトゲの痕がまだ痛い。

トゲが残っているのではなく、イボのようになってしまい、それが痛い、のだと思いますが。

刃物でほじくっても何も出てこないし←

右肩に関しては、可動域がかなり制限されてます。
関節に負担が掛かるような動きは痛くてできない、というのが現状。

その痛みというのが、刺すような激痛と、筋肉が凝り固まった痛みがあります。

神経をやってしまった可能性もあるのですが、もう7週経ってますしそろそろ可動域を広げるリハビリしてもええやろ、という自己判断のもと、無理のない程度に毎日リハビリしようと思った次第。

幸い予測可能な痛みに関しては食いしばって我慢するのは慣れているので、今後の生活の為にしばらく痛みに耐えようと思います。

伝えたいこと


正直なところ、この内容についてはSNSやブログでは公開しないでおこうと思っていました。

ただのアホというのがバレてしまうから笑

とはいえ、こうして書くことであの事故を記録に残し自身の戒めにするとともに、同じ経験をする被害者を増やしたくないという思いもあり、私を反面教師として海の怖さ、水の怖さをしっかり再認識して頂ければと思います。

波の力、水の力というのは、人が想像する以上にとてつもなく大きいです。
水泳や釣りを長くしてきた私でも、実際に磯際で受けた波の力は想像を遥かに超えていました。

よくいう「膝以上の深さの流れの中では人間の体はもっていかれる」というのは本当です。

9月になりましたし海水浴をする人も減っていくとは思いますが、海・川で遊ばれる方はくれぐれもお気を付けて!
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