日田の名店・東華ファミリー。
前回の訪問は3年前かな・・・。
スネ雄氏とオートポリス3時間耐久ロードレース(自転車)の撮影をして、その後に訪れた記憶がある。
更に遡ること11年?
東華ファミリーを訪れるのはこれで3回目。
今回と、3年前の前回と、最初に訪れたのはおそらく11年前。
福岡に来て1年目だか2年目だかで、「甘ったるい九州醤油の味」にまだ違和感を感じていた頃である。
11年前の訪問も自転車。Fastoria(自転車チーム)のメンバ数名で、今回と同じく福岡から自転車で自走にて訪問。
東華ファミリーの名物といえばかつ丼。間違いない。
一般的な「卵がトロトロ、衣もサクサクが少し残ったかつ丼」ではなく「しっかり醤油だしで煮込まれた衣がグデグデになったカツを卵でとじたかつ丼」である。
正直、好みが分かれる味ではある。特に初回訪問時はその甘ったるい醤油味に面を食らった記憶がある。
更に言うと。
ここからが真骨頂なのだが、この東華ファミリーのかつ丼、並盛がノーマルサイズなのだが、中盛(並盛の1.5倍)と大盛(並盛の2.2倍。なぜ2.2なのかというと、1.5倍の1.5倍=2.25倍だから、という噂)が存在する。
この大盛かつ丼の量がハンパじゃなく、その器たるや
「これは洗面器ですか?」
と問いたくなるレベル。
この洗面器カツ丼大盛かつ丼に2010年だか2011年だかに挑戦していたのだ。この私が。
しかし、その結果たるや凄惨たるもので。
というのも、前日会社の飲み会で焼肉と酒を食っちゃ飲んでしまくり、更には寝不足+二日酔いも引きずって明らかに消化器系の調子が悪い状態でのチャレンジとなったわけ。
大盛かつ丼が出てきたときの第一印象は
「でかい・・・ナニコレ・・・」
で、それを一口食べた時の第一印象は
「出汁がくっそ甘い・・・無理や・・・」
というもの。一口目から「おのこし」の4文字がよぎるも、なんとか頑張って完食を目指したのだが、最後の1割くらいを残してごちそうさま。
正直変な汗が出てきて呼吸も苦しくなり、これ以上はリバース事件になってしまうという判断で。
それからというもの日田のかつ丼には触れないようにしてきたのだが
そんな経験があるので、日田を訪れても東華ファミリーには近づかないようにしていた。
なんといってもあの暴力的な量のかつ丼には恐怖すら覚えるし、九州の味(醤油が甘い)に慣れてきたといっても、明らかに砂糖を足しまくったような甘ったるい煮汁で煮込まれたあのカツをもう一度食べたいと思わなかったから。
とはいえ、のど元過ぎれば熱さを忘れるのが人間でして・・・
2018年だったと思うが、オートポリスからの帰りにスネ雄氏と日田で食事を取ることになった際に、スネ雄氏に食べてみてほしくて東華ファミリーに寄ってみたのだ。
もう九州の味には慣れたし、おいしく食べれるかも・・・というのと、スネ雄氏に感想を聞きたかったから。私もスネ雄氏も並盛を頼んだ。
そしてその結果、
「このカツ丼めっちゃうまい」
という、パラダイムシフトが起きた。これまで近づこうともしなかったカツ丼が、とても身近なものに感じた。
暴力的な量の大盛に反して、並盛は
「もう終わり・・・!?おかわり欲しい!」
と思えるレベル。
当時私もスネ雄氏も、
「これもう1杯いける」
という感触を持っていたのは間違いない。
そう、
「万全の状態なら大盛(2.2倍)でもいけるんじゃね」
そういう考えが頭をよぎり始めたのもまた2018年。
そして再開
そんな紆余曲折(?)があって約3年ぶりに再訪した東華ファミリー。
「ぶっちゃけ大盛いけるんじゃね」
という考えはあったけども、万が一の3度中2度お残しは許されないので、ここは無難に(?)中盛で。中盛でも足りないかもしれないから、その時はコンビニでスイーツでも足そうと。
そう考えながらの往路(やっと自転車の話:笑)
11時の開店に合わせる為、往路は早めに出てゆっくり走る作戦。
帰ってから仕事をしたいのもあって、帰路はなるべくハイペースで帰りたかったから。
06:30に橋本のファミリーマートに集合。
集合に向けて1時間前の05:30に美咲が丘の自宅を出たら早すぎた・・・。
集合の20分前にとうちゃこ・・・何しよう笑
仕方ないので、前日見たYouTuberヒカルが絶賛していたファミマのネギトロ巻きを食べることに(なぜ笑)
ヒカル曰く、このネギトロ巻きはめちゃめちゃうまくて、ヘタな寿司屋で出てくるネギトロ巻きを越えてると。
そういうわけで興味はあったのだけども、食べてみると、まあ普通のネギトロ巻きで。
おいしいのはおいしいけど、「これは寿司屋のネギトロを越えている!めちゃめちゃうまい!」と大絶賛するほどでもないかな。
スネ雄氏もかなり早めの06:15頃に到着。
どうやら梶原さんが集合場所に顔出すかも?とのことなので、06:30まで待ってみたけど現れないのでスタート。
したらどうも少し遅れた梶原さんとすれ違った模様。待てずにすんません笑
福岡近郊を走る場合、めんどくさい地域がある。
1つは天神・博多あたり。
交通量が多く、とても危険。走りにくい。もちろん信号も多い。
そしてもう1つが外環状線高架下。
ここも交通量と信号が多い。天神博多ほどに右左折する車が多くない分少しましだけども、そもそも車のスピードが速くその速度差で怖い思いをすることも。
また、城南区はいつも渋滞しているイメージがある。個人的に走りたくない道ランキングの上位に付けている。
そんな外環をひた走り、約15km進むのに1時間近く要して漸く春日に入る。
春日もそこそこ交通量が多くめんどくさい・・・。
太宰府に入って少し交通量が落ち始め、筑紫野まで来ると一安心、あとはひたすら突き進むのみ、といういつもの感じ。
先頭交代しつつ気持ちよく日田を目指す。
結果、1時間近く早く日田に到着。
ゆっくり走るつもりやったけど追い風区間が多く速度が乗ってしまったのと、なんだかんだコンビニ休憩もほとんどしてない(トイレのみ)。
かなりお腹が空いていたので・・・。
すんません、カツ丼前ですが頂いちゃった。クイニーアマンマロンめちゃんこうまかった・・・。
事前にスネ雄氏友人のRobertさんから「豆田町おすすめ」と聞いていたらしく、東華ファミリーからほど近いし、時間もあるので寄ってみることに。
大昔の寺子屋?っぽいのが日田にあったらしく、その再現なのか現物をそのまま取り置いてるのかは分からんけども、なんかそういうのがあった。
まだ少し時間があったので、進撃の巨人押しの日田駅前をぶらぶら。
心臓を捧げよ(?)
リヴァイ兵士長よりも私のKEBELの方がかっこいい。
いよいよカツ丼にご対面
そして開店時間の11時になり、入店。
私は迷いなく中盛。
「ワンチャン大盛いけるかも」
という思いはあるけども、ここは様子見で。
するとなぜか、ダイエット中で胃袋が縮みまくっているスネ雄氏が「大盛いく」と言い始める。
いやどうした?血迷った?君回転ずし7皿でお腹いっぱいになる男よね?
大盛かつ丼、きっと回転ずし40皿ぶんくらいあるよ?笑
曰く、
「ここで挑戦せずに、逃げ続ける人生なんてまっぴらだ」
だそうな。
かっこええやん。漢やん。絶対食べられへんと思うけど。
そこで店員さんに聞いてみる。大盛頼んで残される方多いですか?と。「大体皆さん全部食べられますよ」
ですって。
昔の私は残しましたけど笑
ならばということで私は変わらず中盛、スネ雄氏は大盛を注文。このメニュー表を見て思い出した。
最初に来た時、頼んだのはヒレカツ丼の大盛やった。間違いない。
なぜなら青のり乗ってたから。「カツ丼に磯の香りいらんやろおおおおおお!!」と激怒したのを覚えている。
そして来ました中盛。何気に初めて頼んだ中盛。
いや、これ大盛と間違ってない?
と、はるか向こうで配膳の為に店員さんがトレーにカツ丼を乗せたのを見た瞬間に思ったけども。
左の私のは大盛ではなく、間違いなく中盛。右の洗面器に入ってるのが大盛。
いや、あんまサイズ変わらんくないすか、とこの写真では思うけども、盛られてる高さが全然違うんですな・・・。
たぶん大盛はご飯3合くらい入ってるんじゃないかな・・・。そしてカツは3枚分くらい入ってるんじゃないかな・・・絶対2.2倍ではないと断言できる。
挑戦者を正面に捉えながら、私もある意味挑戦気味になってしまいそうやけど、頂きます。
5~6口目くらいまではおいしい。その後は惰性。半分越えると飽きてくる。しかも中盛でも量が多すぎる・・・。七味唐辛子とか置いてくれるといいんやけどな・・・。
中盛は普通に完食したけど、「大盛なんて絶対食えん」ということにようやっと気付けた。ありがとう。「ワンチャン胃腸の調子よければ大盛いけそう」なんて絶対に思わない。
スネ雄氏の雄姿についてはきっと彼のブログに載ると思うのでお楽しみに。
まあ、半分以上残したんやけど。それ中盛にすら達してないやろ的な笑
帰りは気持ちよかったけど割と地獄
しばらく東華ファミリーのカツ丼はいいや・・・と思えるくらいの満腹感と胃もたれを引きずっていざ帰路へ。
帰路は外環を回避すべく、筑後川の沿岸道路を走りつつ、大博多CC経由で帰るのだ。
この筑後川が本当に気持ちよくて。
バイクでは何度か走ったけども、自転車でも気持ちいいですねー。
2時間ほど走るとお腹も落ち着いてきたので、スイーツタイム。
さつまいもモンブランソフト。
なんとなく、お芋スイーツって苦手なんですよね。
超甘党なので、スイーツって砂糖どっぷり入ってクッソ甘いのが好きなんですわ。
だけども、お芋スイーツって「お芋本来の甘さを~」みたいなテイストが多い気がして、あんまり手を出せない。お芋も好きではあるけど、「スイーツ」と思って食べると面くらうことが多かったので。
でも「モンブラン」という文字。これを見ては買わずにはいられない。全日本モンブランを守る会会長として(嘘)。
大体モンブランってめちゃめちゃ甘いので、お芋と言えどモンブランになれば砂糖めちゃめちゃ入ってるからうまいやろ、と。
そう熱く語っていると、
「大変申し訳ないけどその考え方、デブの考え方ですわ」
とスネ雄に爆笑された。
そんなスネ雄の選択はこちら。
ベルギーチョコソフト。のカップ。とコーラ(ゼロではない)。
なぜコーンではなくカップなのか問うてみると
「少しでもカロリー抑えたいので」
とのこと。
今すぐコーラ捨てろ。
笑
小休止の後、大博多CCへの登りへ。
このルート、本当に信号も交通量もなくて走りやすいけど、最短距離走ってると思ってたけども(なぜならGoogleナビが案内するルートなので)、結構遠回りしてて、往路の85kmに対して復路は105km走ってた。20kmも遠回り(^p^)
ここまで私がナビ代わりだったのでほぼ先頭固定だったのだけども、大博多CCの登りでなぜかスネ雄がめちゃめちゃ踏み始める。
いやお前ふざっけんなよさっきまでツキイチの癖して登りで嬉々として前に出て踏むんじゃないよ。
このペースアップで私の左足が撃沈。見事に痙攣。なんとかそのまま回し続けたけど、マジで千切れるかと思った。
最近のスネ雄氏の強さが際立つ
今日は特にやけども、最近のスネ雄氏の強さが際立っている。特に登りで。
先日の梶原さん主催の角島ライドでも登りでは数人引き連れる形になったと言ってたし。
本格的に自転車乗り始めた(再開した)2~3ヶ月前はカスみたいに遅かったのに・・・?
と思っている方もいるかもしれないが、ある意味私的には当たり前の事象で。
というのも、彼、結構ストイックな減量やっていたのよね。
それこそ1日1000kcalしか取らないとか、それくらいの。
そんな状態で自転車乗って踏めるわけない。
と、思いながら一緒に走ってたので、やはり要所要所で千切れていく、というのが2~3ヶ月ほど前のスネ雄氏の姿で。
ただ最近は食欲が爆発して食べ過ぎることも多いらしく、結果的にそのエネルギー補給がスタミナに繋がっているのと、FTPこそ戻ってないものの減量で体重は落ちているので登りはそこそこ速い。
ぼくちんの左足は完全に死にました。
那珂川からしばらくスネ雄の一本曳き・・・?
スタートダッシュで一気に40km/hまで加速、とかやってくれるもんでなかなか後ろでもきつかったけども。
那珂川のセブンイレブンで買ったコーラと、持参していたBCAAパウダーを混ぜてボトルに入れていたのを飲んでしばらくして、私も復活。
福大病院あたりまでは曳いて頂いたけども、そこからは先頭に出て同じペースを刻む。
最後スプリントしたら盛大に左足攣って泣きそうになったけど。痛い。
ていうかこの時期、ボトルにコーラ入れると一瞬でなくなる現象に名前を付けたい。
夏みたいにボトルの中身がぬるくならないし、しばらくボトル内でゆすられることでいい感じに炭酸が抜けてうまいのなんの。
結果
今回は日田でおいしいはずのカツ丼を中盛にしてしまったことで胃もたれを起こしたライド。
当初の予定では170kmやったけど。
結果は190km。TSSは目標の300TSSに到達。
往路だけやと120TSSくらいしかなくて、これ目標達成きびい、と思ってたけども、大博多CCの登りが効いたみたい。あいつ踏みまくりやがって。ちくしょう。
CTLは大幅向上して92。
TSBは-19まで落ちた。ロングやると覿面やなあ。
11月の走行距離は1400kmに到達し、今月目標の1500kmまで残り100kmとなった。まあ当確かな。今週中に1500までいってしまいたいところ。
また食べたい東華ファミリーのカツ丼
帰りは胃もたれしてたのもあって「3年くらいは食べなくていいや」と思ってたけども、胃腸が復活してみると「おいしいから近々また食べたい」と思えるように。
しっかし、九州の味に慣れてしまったなあ。
次の目的地は
年内にやりたいと思ってるのは平戸往復。
もちろんたけだスピリッツの寿司を食べるのだ。
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