2022年2月1日火曜日

中華クリートを買うべきではないたった1つの理由

主に中国の業者が猿真似で作った模倣品である、いわゆる中華パクリ品。

日本が誇る企業であるSHIMANOが許可しているか否かは私の知る由もないのですが。

みなさん使ってますか?

私は使おうとしました。

が、ダメ。絶対。

なぜかって?

お金をドブに捨てる可能性が極端に高いからです。

そもそもなぜ中華クリートを使ったのか

これ、

「中華クリートに興味があった」

とか

「中華クリート安いから」

とかじゃないんですよ。

折しも新型コロナウィルスが猛威を奮う2020年、自転車部品の供給不足にはSHIMANOのクリートも含まれており、SHIMANOの純性クリートが買えなくなっちゃったんですよね。

そこで保険としてストックしておくクリートに仕方なく中華クリートを選択したわけです。

「模倣品はメーカーにお金が入らないから」

なんてきれいごとを言うつもりはありません。

模倣なんてのはどこのメーカーも(みんな大好きな日本の大企業も)多かれ少なかれやっていることですし、業界の発展には「模倣とその進化」は欠かせないと思っています。

大切なのは

「模倣品を使ってユーザーが損をしないこと」

例え大手メーカーのフレーム形状丸パクリの中華フレームなんかは製品保証や安全性などに懸念があります。

かっこよくて性能がよくても、製造する業者がどれだけの安全性や製作精度を以てその製品を作っているのかは分かりません。

ある意味それを使うユーザーはそういったリスクを飲んで使用する必要がある、ということです。


中華クリートを買うべきでないたった1つの理由

本題です。

とてもシンプルです。

「精度が低くお金をドブに捨てることになるから」

です。

論より証拠。

下記の画像を見てください。

SIDI WIREに中華クリートを装着した写真です。


分かります?


クリート取り付ける為の金具が、クリートから飛び出てるんですわ。

SHIMANO SPD-SLの場合、黒い部分はペダルに密着します。

密着しなければいけない部分に、四角いワッシャーが出っ張ってるんです。

この出っ張りが突っ張って、クリートがペダルにハマりません。それはもうまったく。ハマるけど外れやすいとかそんなレベルではなく、ハマりません。

つまり、ビンディングの体を成していません。

装着して走りに出たものの、クリートがペダルにまったくハマらないので引き返し、シューズを変えて走りました。それ以降このクリートは使っていません。


問題の根本は

クリートを固定するワッシャーと、それが収まるべきクリートの溝の大きさが合っていません。

これが、中華模倣メーカーが販売する製品の中で起こっています(シューズやペダルとの相性以前の問題)。

クリート側の穴を広げてみれば使えるかと思いヤスリで削ってみましたが少し削った程度では収まらず、結局捨てました。

自身が販売する製品そのものの精度すら保証できていないのが現実。

これが、私が買った唯一の中華クリートで起こっています。確率100%です。

これを以て、二度と中華クリートは買わないという決意とともに、純正クリートを切らさないように、製品入荷のタイミングで4セット購入しておきました。


他にも起きている問題

私はそもそも使ってないので再現はしていませんが、運良くペダルをキャッチできるクリートでもゴム部の減りがやたらと早かったり、減らずにベロンと剥がれてしまったり、という製品もあるようです。

まあこちらはペダルをキャッチできるだけマシですかね…


製品の精度というのは価格に直結する

中華製品がなぜ安いのか。

いろいろ原因はあると思います。

1つは材料費。安い材料を使えば安く済みます。

1つは人件費。給与の安い人材を使えば製品を安くできます。

1つは設備費。開発及び製造の設備を安いものを使えばOK。

1つは開発費。他社開発のものをパクれば開発費は抑えられます。

そして歩留まり。

製造したものが100%の確率で良品になるのが理想ですが、そうはいきません。

上記に書いた設備費に関連する部分もありますが、製品保証の精度を緩くすることでエラー品が増えます。結果的にユーザーに迷惑が掛かる可能性が高くなります。こうして精度を下げることで歩留まりを上げている、ということもあるかもしれません。

今回私が手にしたものがエラー品なのか、すべてのロットがそうなのかは分かりません。

もしかすると良品を手に入れられる可能性もありますが、言うて数百円の違いでしかないのでクリートはしっかり純正を使いましょう。

と言いたいところですが、Amazonではいまだに在庫切れ状態ですね・・・。

仕方なく中華品を買う場合は、ヤフオクなど商品レビューを見れないサイトではなく、Amazonや楽天などレビューにて不良品を掴まされているユーザーがいないかをしっかり確認して購入しましょう。

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