2020年5月24日日曜日

山錬からの火山で無事タヒんだ



外で走り始めて初めての週末。

妻子持ちの週末となると、いろんな外的要因から
「朝家族が起きるまでがライド時間」
というケースも多いのだが、本日は午前中走行予定が妻の予定によりずれてしまったこともあり、昼から走ることに。
理解ある妻に感謝(娘はさみしがっていたらしい)。

そんなわけで、長野峠と観音峠を越えて唐津まで下って海岸線沿いを糸島外周経由で走れば100kmちょい稼げるだろうと出発。






緊急事態宣言が解除されてからというもの、車が非常に多い。
外出自粛要請が続く状況で自転車で走り回ってる身で人様のことをどうこう言うつもりはないが、自転車スレスレを追い抜くのはやめて頂きたい・・・。

あ、本日の写真は、
・コントラスト高め
・彩度低め
・青の色相を少し緑寄りに
・粒状感追加
でフィルムライクに現像しています。



本日のライドは、近々行う撮影のロケハンも兼ねている。



モデルさんの雰囲気的にアーバンな感じが遭うと思うが、人通りは避けられないので。
こういった牧歌的な雰囲気もええやろ。ええやろ?

火山のロケハンはMust。

1年前に瑠璃光寺側から登山道経由でパラグライダーの飛行場に訪れたことはあるんやけど。
その時に、軽装のカップルがいて、「あれ、もしかして舗装路で来れるん!?」という疑問が湧いた。
それからほどなくして、スネ夫が門司シモさんやS本さんとチャリで上ってた投稿を見て、確信に変わった。

時は現在に戻り、事前にスネ夫にルートを聞く。





曰く、車で入るのは厳しいと。
たしかに以前の投稿で見た感じはかなり荒れてて落ち葉が多く、道幅も狭かった印象。



斜度は緩いらしい。

ということで、火山に寄って一度確認する必要があるな、と認識しつつ、出発。
まずは長野峠へ。









気持ちいい新緑の中、登れない身体で悶絶しながらのヒルクライム。

ナニコレ?拷問?
とはいえそこはこの1年近くサボりにサボった自分自身へのツケと思い、そのツケを払うべくガシガシ(当社基準)踏んでいく。

出発当初は、この後観音峠経由(峠といっても長野三瀬側からだとほとんど登らず、下るのみ)で唐津側まで下って浜玉町から海岸線で帰るかなー。調子よければ白木峠なんか登っちゃおうか♪

なんて調子に乗ってたけども、もう絶対登らない。今日は登らないと決めた。好き好んで拷問に身を投じるアホなんていない。

という決心を登りながらしたあたりですれ違ったサイクリストは顔見知りではまったくなかったけど、すれ違いざまに私の姿を追うように見つめられたので、何か違和感。

知り合いでもないし、伝えたいことでもあったんだろうか。この先通行止めとか?

ああいうケースって、車ならネズミ捕り(速度違反取締)とかがあるよなー。

なんか喉の奥に魚の骨が刺さったような違和感を持ったまま、登頂してそのまま下りへ。

風向きは南から。
久々やし、自粛に飽きて飛び出してくるドライバーも多いかもしれんし(事実ここまでの経路で相当幅寄せに遭った)、まあゆっくり下ろう。



雷山林道分岐を越えて、こっちももう少し走れるようになったらいくかね。
なんて思った矢先、南の風に乗る変な臭い。ん?なんだこれ。

念のため減速を強めて左ヘアピンに突入しようとしたところ。


※一度通過後に撮影した写真

おう、なんか濡れてる・・・黒い・・・これオイルやろ

対向車の気配はないので、少し車線オーバーしても大丈夫、と踏んでハンドルの舵角を極力戻し、ブレーキングを強める。

車体を立てて極力路面に垂直に、と心がけてそのままオイル地帯に突っ込む(バニーホップも考えたけど、もしもの対向車や着地の失敗リスクを取ってやめた)。

少し前輪がヌルっと滑ったがすぐに立て直してことなきを得た・・・。

おそらく道中すれ違ったサイクリストが何か伝えたそうだったのはこれのことやったんか。

とにかく何事もなくてよかった。
いつもの調子でツッコんでたら吹っ飛んでたかもしれない。



とりあえず佐賀側に下りきって、コーラ飲みながら注意喚起のツイートを発信。




おそらく長野峠をよく走られるサイクリストにはピンとくる、この看板のコーナーです。
雷山林道との分岐から数十mの下り左ヘアピン。

皆様どうかお気を付けを(と記載している本日時点で2日経過しているので、現場の状態はよくなっているとは思いますが)。



少し休憩したその後は、観音峠を少し登って下り。

このまま浜玉町まで下って距離稼ぐんや。
もう絶対に上らんと誓ったんや。

と。そのはずやったんですが。



白木峠登り始めてもた笑



まあ、いけるやろと思って・・・。

いけました。だいぶゆっくりでしたが。

白木峠を海側に下ってあとは海岸線を突き進むのみ。

正直時間的に火山厳しいかな?
とか思いつつ、ロケハンなんで仕方ない。これは仕事やと言い聞かせて、スネ夫にもらったガイド(STRAVAログのキャプチャ)を参考に火山へ。

実は以前火山のパラグライダー飛行場にチャリで行こうとしたことはあって、アプローチは合ってた模様。ただし当時は途中で右に曲がるべきところをまっすぐ進んでしまい、グラベルに突入し「さすがにちゃうやろこれは」と思い引き返した記憶が蘇る。

一応その因縁の分岐っぽいところで、農作業中のおねーさんに声を掛けさせてもらい、道を確認するとやはり右折で合っている模様で、安心して突撃。

ほどなくして・・・。



「斜度は緩いので頑張って下さい!」

とかほざいたスネ夫マジでしばく、とブツブツ言い始める。

麓から山頂までは平均斜度11%を越えていた。

まあ、スネ夫については、

「あ、おじいちゃん?・・・あ、おばあちゃん!?
 オレオレ・・・親戚の・・・
 そうそう、親戚のミキオ!
 ちょっと相談があってさ、
 実は今車で事故っちゃって、相手から示談金要求されててさ、
 振込先教えるから200万円立て替えてくれないかな?」

と電話してくるやつくらいにしか信用していなかったので大丈夫だ。



想定外やったのは私の体力が落ちまくっていたこと・・・。



対向車(普通にハイエース下りてきた)との離合や後ろから来たバイクを行かせる為に何度か足を付いたが、正直救われたと思ってしまった。



とはいえ、いいロケハンにはなった。



ハイエースが下りてきはしたので、車でいけないこともなさそうやけど、さすがに1車線分の道幅しかなく路面もよくないので、対向車が来た場合を考えると車で上がるのはリスキー。



では、と下から歩くにしても、モデルさんを連れて2km近く歩くことになるので、それも基本的にはなし、やろう(冬場ならまだしも暑い夏やとメイクも落ちるし)。

そんなわけで、100km近く走り1,300m以上登り、火山での撮影はなし、という結論が得られただけでも、今回のライドは非常に有意義であった。



ただし、スネ夫はしばきやな。





ちなみに、SACRAホイールで平均斜度11%の下りでかなりきつめにブレーキングしながら下ったけど、シューやリムには異常なしでした。

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