2016年10月29日土曜日

SHIMANO Soare XTUNE Ajing S508L-S ファーストインプレッション



先日手に入れたSoare XTUNE Ajing S508L-Sですが、尺に絡むアジもいくつか獲れ、豆アジは飽きるほど釣れたので、使っていて感じたポイントを中心に、ファーストインプレッションを記します。





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// 項目
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0. ロッドスペック
1. 反響感度    ★★★★★
2. 操作感度    ★★☆☆☆
3. キャスト性能  ★★★★☆
4. 食い込み性能 ★☆☆☆☆
5. ファイト性能  ★★★★☆
6. 使う楽しさ   ★★★★☆


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// 0. ロッドスペック
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品番全長(m)継数(本)仕舞寸法(cm)自重(g)先径/元径
(mm)
適合ルアー
ウェイト(g)
  • 適合ライン
  • PE(号)/ナイロン・フロロ(lb)
リールシート
位置(mm)
カーボン
含有率(%)
本体価格
(円)

S508L-S1.73289.3600.8
/7.4
0.6~120.1~0.6
/1.5~4.0
194※D98.148,500


SHIMANOの商品ページより



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// 1. 反響感度 ★★★★★
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おそろしく反響感度が高いです。
カンとかコンとかキンとかクンとかガツンとかあらゆる反響情報をキャッチアップできます。

1gジグヘッドの着底の反響や豆アジの大げさなバイトは当然のこと、中アジ以上のスイープな吸い込みバイトも分かりますし、たとえ強風下でもそれは感じられます。

この感度に寄与しているのは、
・全体的に細く張りのあるブランクス
・極細のティップ
・自然に握り込んだ状態でブランクタッチが容易にでき、手との接地面積が少なく情報伝達に優れるブリッジライクシート
のおかげだと思います。

驚いたのは、

「あ、今ワームのしっぽを咥えてるな」

ということまで分かる、ということ。

もちろん豆アジや中アジのバイトの質の違いも伝達されるので、積極的に中アジ以上を狙いに行く際は、

「豆のバイトを選り分けて無視する」

ということも可能で、これがアジングという釣りの幅を広げ、今まで以上に楽しい釣りにしてくれました。

正直、同じSoare XTUNEを名乗ってはいるものの、先代(も感度は高かった)とはまったくもって別次元です。

積極的に感じて、積極的に掛けにいく、そういったロッドです。

ぜひ、エステルラインで運用して欲しい。


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// 2. 操作感度 ★★☆☆☆
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異次元の反響感度に対して、操作感度はやや低めです。
ロッド全体としてかなり高弾性(いわゆる"パッツン系")に仕上がっています
・海中の潮を読むような使い方
・リグがどういう状態にあるかの把握
はやや不得意に感じました。

釣り、特にルアーフィッシングにおいては、「ミクロな潮を読む」ということはかなり重要です。

ここでいうミクロな潮とは、

たとえば北部九州の海流傾向

といったものではなく、

キャスト範囲内にできた流れ

を意味します。

一見潮が流れていないように見えるが、3m沈めたら海流が発生していた

とかそういった話ですね。

一般的に、「感度が高い」という会話は、「反響感度」のことを指して為されることが多いのですが、ロッド性能として、この「ミクロな潮を読む」というのは、魚を探す上でかなり優先度の高い項目となります。

操作感度に優れたロッドは、ちょっとした流れ(ジグヘッドへの外力の変化)に対してティップが繊細に反応し、その変化が手元に伝わることでアングラーが流れを感じることができます。
反響感度は、衝撃の伝達能力で、一般的に張りがあるロッドが高いとされています。

全体的にかなり強い張りを持っているSoare XTUNE Ajing S508L-Sは、反響感度にパラメータが振られており、操作感度はやや低いように感じました。
(S604L-Sはややしなやかなティップを持っており、操作感度が高いモデルになっています)

改善策としては、なるべくロッドを軽く握り、流れをティップで感じるのではなく、ロッド全体で感じること、でしょうか。

その為には、バランスが取れるリールも重要になってきます。
TKTNは14ステラ1000PGS(180g)を使っています。


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// 3. キャスト性能 ★★★★☆
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短く、張りがあるので投げにくいかな、と思って使ってみましたが、思いの外キャスト性能は高いです。

軽量リグでもしっかりリグの重さを感じてキャストできるので、飛距離もさることながら、キャスト精度もかなり高い次元で成立します。

一点注意があるのは、全体的に張りがあるので、バス投げのようにタラシを短く取ってティップのしなりを利用してのキャストはしづらいということ。
1~2g程度のリグであれば40~50cm程度のタラシを取ってのキャスト(振りかぶりでのリグの反発を利用)がおすすめです。

また、特筆すべきはその投げられるリグのウェイト上限です。

前モデルと同じく、12gまで投げられます。

Lure Weight:0.6g~2g

と書かれていれば、繊細なティップを持った、繊細なロッドで軽量リグを得意としている、といった印象を覚えますが、

Lure Weight:0.6g~12g

と書かれていたらどうでしょうか?

普通にこの数値だけを見てしまうと、

「ああ、Soare XTUNE Ajingってハイパワーで、あまり軽いルアーは得意じゃないのかな」

といった印象を覚えてしまいます。

「いろんなものを投げられる」

というのはかなりメリットがあります。

このロッドが持つ、アジングにおけるメリットの例を挙げると、

ジグ単用のタックル
キャロやメタルジグ用のタックル

と、使用リグのウェイトによってタックルを使い分ける方も多いと思いますが、Soare XTUNEのように許容ウェイト範囲が広く、
「軽量リグも重量級リグもなんでもいけまっせ。おまかせあれ。」
なロッドであれば、1本でなんでもできます。

さすがにライトリグ用のエステル0.2号等のラインでオーバー3gなリグをキャストするのはかなり気を使うので、リールのスペアスプールで運用、がTKTN的オススメです。

参考:スペアスプール(替えスプール)のススメ

ランガンする際に、使わないタックルは邪魔になりますし、腰に装着したロッドポスト等に挿せればまだマシですが、置き竿なんかした日にゃあ誰に踏まれるかも分かりませんし、立てかけたロッドは風で倒れて折れてしまうかもしれません。

Soare XTUNE Ajingの使い込み釣行ではSoare BBと2タックル持ち歩きました。
マズメ時のように、リグの結び替えの時間も惜しまれる状況は別として、ランガンで魚を探すようなケースでは、今後は、ロッドはSoare XTUNE 1本で、リールの替えスプールで運用したいと思います(ステラ1000PGSの替えスプール2つありますしね)。


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// 4. 食い込み性能 ★☆☆☆☆
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食い込み性能は、先調子になっている関係上かなり低いです。

ガツンとルアーを丸飲みするようなバイトはもちろん問題ないのですが、豆アジの小さな口でついばむようなバイトは、フッキングに至らないことが非常に多かったです。
弱い吸い込みや、口内に入らないジャレつきは弾く傾向にある、ということですね。

中アジ以上のアジ、具体的には20cmを越えるようなアジに関しては、しっかりリグを丸っと吸い込んでくれるケースが多いので、あとは反響感度を活かして掛けにいく、です。



なので、このロッドで豆アジと遊ぶ、というのは、感度の高さからいろいろと伝わってくる情報は多いのですが、なかなかフッキングに至らないことも多く、ややストレスフルです(ドMアジンガーには、XTUNEで豆アジング、いいかもしれませんw)


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// 5. ファイト性能 ★★★★☆
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最初にこのロッドを見た時に、そのブランクスの細さに
「このロッド。。。尺クラスのアジに伸されるんじゃ。。。」
と心配になりました。

参考例がなかなかニッチなロッドですが、tailwalk AJIST TZ(ペナペナです)の6.9ftモデルに近い感覚かなあ、と。
AJISTはよく曲がり、豆でも楽しめて感度も高い、いいロッドなのですが、基本的にかなりの低弾性でバットからしっかりガッツリ絞り込まれるような竿なので、尺クラスが掛かるとバットからズドーーーーンと曲がってしまいます。

当初は似たような見た目の印象を持ったSoare XTUNE Ajing S508L-S

だがしかし。

実は。

このロッド。

ブランクスのパワー、という意味では、とてつもないポテンシャルを秘めています。

ティップ部は比較的絞り込まれますが、ベリーからバットに掛けては非常にパワーがあり、尺アジ程度でバットが絞り込まれることはまずありません。
(ベンドカーブはあまりきれいではない、という意味も含まれます)



カタログには「30cmクラスでも十分に通用する」旨の記載がありますが、豆から尺上まで釣ってみて感じたのは、「やりとりのスリルが楽しい」と思えるサイズは30cmオーバー、ということ。

正直なところ、豆アジは掛けたとしても少しバラしやすいです。
(ティップ部がある程度仕事してくれるとはいえ)

しかし、それくらいにブランクスのパワーに余裕がある、ともいえます。

先日の釣行では、潮に乗った尺越えのアジですら、
「20cmくらいのメバルかな?」
なんて思うほどにブランクスのパワーに余裕がありました。



豆アジ相手だと一言、「強すぎておもしろくない」ロッドだと思います。


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// 6. 使う楽しさ ★★★★☆
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性能やspecには現れない部分です。

ティップの反発の強さ、食い込みの悪さ、ブランクス全体のパワーから、豆アジが中心なシチュエーションでは、お世辞にも楽しめるとは言えないと思います。

しかし

ブランクスが細いので空気抵抗も少なく、ストレスなく振り抜けることは快適性を向上する要因になっています。

トルザイトガイド採用で振り抜けがよく、また糸抜けもいいのでキャスタビリティに優れ、その軽さから操作もしやすい。

ティップ部のガイドにはSHIMANO独自のXガイドを搭載しています。

これ、本気で糸絡みしません。
また、ちょっとくらいの絡みであれば、ティップを少し振るだけで解消してくれます。
夕マズメから朝マズメまでほぼ釣り続けて、糸絡みが発生したのは、強風下でリーダー結束時にふわついたラインがロッドにグルグル巻きになった1回のみでした(ここまで来るとガイドは関係ないですね)

また、水中で触れたものすべてを伝達してくれる(操作感度は比較的低いので、潮は読みづらいですが)ので、ありとあらゆる情報を手中にできることも、楽しさを助長しますね。

感度の高さから、バイトの質をもって豆アジを選り分け、中アジのバイトを待つ

そんなことができるんかいな?と以前は半信半疑だったこういう釣りが、このロッドなら、間違いなくできます。








小さい魚をオートで釣るのではなく、積極的に大きい魚を選んで掛けにいく





そういう釣りが、Soare XTUNE Ajing S508L-Sには合っていると感じました。








シマノ ソアレ エクスチューン アジング S508L-S (アジング ロッド)
by カエレバ
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